濃く、短すぎた3年間。
スタートは、右も左もわからず不安ばかり、そして疫病により先行きの見えない漠然とした不安。
でも、その不安を消し去るように共犯者のみんながいてくれました。
心からありがとう。
泣いてしまうほどの不安の中でも、一人一人の"あたたかい気持ち"が、支えになりました。
そして、ここで離れてしまうことを謝らせてください。
でも、本当にありがとう。
大好きです。悔しいほど。
ストロベリーソングオーケストラが大好きです。
みんな、年上なのに生意気いっても許してくれるメンバーが大好きです。
そして、座長の書く言葉に染まる瞬間が、本当に好きでした。
ぜんぶ、ぜんぶ、大好きです。
【わたしは、あなたの匣に眠りたい】
では、また、いつか、どこかで。
鏡町にて、あ ま や ど り。
天宿奇夜歌
いつも酒の語り草で『この25年で100人以上メンバー入れ替わりしてるからなー』と言っているが、また鏡町から一人、
籍を離れてしまう。
しかもかなり急で正直驚いた。鏡町に一度でも足を踏み入れ、同じ釜の飯を喰った者同士の転出願はいつの刻でも寂しく、辛い。
鏡町にて『天宿-あまやどり-』して歌ってくれたら良いなと2020年より在籍し、短い期間ではあったけれど、鏡町に残してくれた彼女の歌の存在は甚だしく貴重だった。合唱部の釵刺灯が不在の際、奇夜歌が鏡町にてその旋律をコトノハに乗せてくれていた。故にストロベリーは止まらずに活動も続けられた。
だがしかし、いつの日かそういった日が訪れるのが人生である。出会があれば必ず別れといった残酷の切り裂き魔が電柱の影から見ているのだ。今回の切り裂き魔は悪戯者だったのか、その機会が早すぎた。しかし現実は変えられない。故に悔しみと悲しみが交差する。
何故その切り裂き魔が現れたのかと先日、奇夜歌と話す機会を設け、彼女の状況、そして彼女の意思も十分に聞き、残念ながら彼女の新たな歌人としての応援をすると共に「また雨が降ったら天宿をしに来ても良いんだよ」と転出届に判を捺した。数日後に消える朱肉とも知らずに彼女は転出届をそっと鞄に仕舞った。
天宿奇夜歌の新しい道を、共犯者の皆さんあたたかく見守ってやってください。
鏡町では常に事件は起こっております。たまに遊びにフラっとお越しやす。
ストロベリーソングオーケストラ
座長・宮悪戦車
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